宮城のニュース

<囲碁竜星戦>一力七段が初V 井山九段破る

優勝杯を持つ一力七段

 26日に放送された囲碁のテレビ棋戦「第25期竜星戦」の決勝で井山裕太九段(27)と仙台市出身の一力遼七段(19)が対局し、一力七段が白番中押し勝ちして初優勝した。一力七段は新人王戦など出場資格に年齢制限がある若手棋戦は全て制覇しているが、全棋士が出場する一般棋戦での優勝は初めて。
 棋聖、名人、本因坊、天元、王座、碁聖、十段の七大タイトルを独占している井山九段を破る快挙。対局時の一力七段は19歳1カ月で、第18期竜星戦で井山九段が作った20歳2カ月の最年少優勝記録を更新した。
 決勝戦は序盤、右上の折衝から競り合いが始まり、白が中央に展開。中盤、黒の井山九段が下辺で仕掛けた。この戦いで白は下辺に地を築き、黒は左辺の白石を厳しく攻めた。
 これを一力七段は巧みにしのぎ、最後は右辺で黒石を取り込み押し切った。「ずっと苦しい碁だったが、下辺の戦いで少し得をし、右辺で黒四子を取った時点で勝ちが見えた。(井山九段を破っての優勝は)特別な思いがする。うれしい」と喜びを語った。
 10月から始まる第42期天元戦で一力七段は挑戦者として井山天元と5番勝負を争い、史上初の10代での七大タイトル奪取に挑む。「次は七大タイトルを目指したい」と意気込む。
 一力七段は2010年にプロになり、13年には16歳9カ月の史上最年少で棋聖戦リーグに入った。中野杯、おかげ杯、若鯉戦、新人王戦の全ての国内若手棋戦で優勝。国際棋戦のグロービス杯世界囲碁U−20でも初代優勝者になっている。


関連ページ: 宮城 社会

2016年09月27日火曜日


先頭に戻る