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被災地の秋サケ 試練の初水揚げ

刺し網漁で取られた秋サケ。南三陸町地方卸売市場に初水揚げされた=26日午前11時50分ごろ、宮城県南三陸町の志津川漁港

 宮城県北部沿岸で26日、秋サケの刺し網漁が解禁され、南三陸町地方卸売市場に大きく成長したサケが初水揚げされた。漁は11月19日まで続く。
 漁船58隻が午前11時から続々と入港し、午後1時に競りが始まった。初日の水揚げ量は4.9トン。1キロ当たり雌681〜758円、雄150〜417円と比較的高値で取引された。
 東日本大震災で南三陸町の稚魚のふ化場が被災し、放流数は2011年が約400万匹、12年が約300万匹と震災前の半分以下にとどまった。親サケは4〜5年魚が中心のため、今後の水揚げ量は昨年と同様の低水準が懸念される。
 同町志津川の漁業阿部実さん(52)は「厳しい状況で、我慢が必要だ。より良い魚を取り、価格が少しでも上がるよう期待したい」と話した。


2016年09月27日火曜日


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