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<七ケ浜遺体>被告の次女 起訴内容認める

男女2人の遺体が見つかった佐藤さん方を現場検証する捜査員=2015年10月23日、宮城県七ケ浜町東宮浜

 宮城県七ケ浜町の民家で昨年10月、住人の無職佐藤かのさん=当時(87)=と長男で契約社員の長一さん=同(57)=の遺体が見つかった事件で、殺人と死体遺棄罪に問われた次女の無職幸江被告(56)の裁判員裁判初公判が26日、仙台地裁であり、被告は起訴内容を認めた。被告は逮捕後、一貫して黙秘していた。
 検察側は冒頭陳述などで、被告が長一さん殺害に使った凶器は自宅にあった長さ約35センチ、重さ約600グラムのくぎ抜きハンマーだと明らかにした。長一さんの殺害について「強い殺意に基づく危険な犯行」と指摘した。
 弁護側は起訴内容を認めつつ、「(殺そうと思った)確定的な殺意ではなく、死んでもかまわないという未必の殺意だ」と主張。動機については「認知症を患っていたかのさんの介護を手伝わない長一さんに対し、いら立ちを募らせていた」と訴えた。
 昨年9月、かのさんの遺体を自宅の庭に遺棄したことに関しては「葬式を出せば、長一さんを殺害したことが発覚することを恐れた」と説明した。
 起訴状によると、被告は昨年3月下旬ごろ、同町東宮浜神明の自宅で、長一さんの頭を硬くて重い物で複数回殴るなどして殺害したとされる。さらに同年10月20日ごろまでに長一さんとかのさんの遺体を自宅敷地内に遺棄したとされる。


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2016年09月27日火曜日


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