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仮設で神楽 伝統つなぐ

仮設住宅に設けられた舞台で披露された神楽

 東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市長面の北野神社に伝わる奉祝祭が25日、多くの地域住民が身を寄せる同市小船越の仮設住宅であり、特設舞台で神楽が披露された。
 奉祝祭は午前中に神社で神事を執り行った後、午後から会場を仮設住宅に移して開催。釜谷長面尾崎法印神楽保存会と北上町女川法印神楽保存会のメンバー10人が、笛と太鼓の音に合わせて「笹結」や「道祖」などの演目を舞った。100人以上の住民らが集い、盛んに拍手を送った。
 長面地区は災害危険区域に指定され、奉祝祭の神楽は2011年から仮設住宅で実施。長面で生まれ育ち、仮設住宅で暮らす主婦佐々木律子さん(69)は「太鼓の音を聞くと心が騒ぐ。別の場所で暮らす長面の人とも会えるのでうれしい」と楽しんでいた。


2016年09月27日火曜日


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