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<生活保護不正>詐欺容疑で会津若松市議逮捕

会津若松署に車で出頭する佐藤容疑者=26日午前10時ごろ

 妻の生活保護費を不正に受給したとして、福島県警会津若松署は26日、詐欺の疑いで、福島県会津若松市大塚2丁目、同市議佐藤勉容疑者(55)を逮捕した。
 逮捕容疑はフィリピン籍で自称ホステスの妻サトウ・ロイデス・ズニェガ被告(46)=詐欺罪で公判中=と共謀。市議当選前の2011年9月〜14年2月、妻が市内の飲食店で働いて収入があるのを隠し、市から生活保護費約634万円をだまし取った疑い。同署によると、「今は何も言えない」などと話している。
 同署は、佐藤容疑者が日本語の不得意な妻に生活保護の手続きを助言し、自ら申請書を書くなど主導的役割を果たした可能性もあるとみて、動機やだまし取った金の使途などを調べている。同署は26日、容疑者の自宅を家宅捜索した。
 事件を巡っては同日、妻の初公判が福島地裁会津若松支部であり、被告側は「起訴内容は妻の単独犯となっている」と主張。実際は夫に頼った共犯事件だとして罪状認否を留保した。
 佐藤容疑者は昨年7月の市議選で初当選。市内で空手道場を経営する。妻が逮捕された今年7月、河北新報の取材に「合法的な手続きをしている。生活保護の申請を手伝ったが、妻が働いていることは知らなかった」と話していた。
 妻の不正受給については昨年8月、市が同署に告訴していた。市議会の目黒章三郎議長は「当選前とはいえ、市議になった者が事件に関与したことは決して許されない」との談話を出した。


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2016年09月27日火曜日


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