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空き家改築しシェアハウスに 学生が一役

シェアハウスに改築する空き家の前に集まった学生たち。来年度の本格オープンを目指す

 白神山地の入り口に位置し、人口が約1400と青森県内で最も少ない西目屋村で、村民と明治大農学部(川崎市)が協力し、定住促進を図るプロジェクトに取り組んでいる。村内の空き家を宿泊や村民との交流ができる空間を備えたシェアハウスにし、村を訪れる人を増やすのが狙い。2017年春にオープンさせる予定だ。
 連携活動を通じた大学の地域貢献を研究する明大農学部の本所靖博専任講師とゼミの学生らは12年、村民有志と共に地域活性化プロジェクト「村助(むらすけ)」を始めた。
 学生たちは、村の伝統行事や農業インターンを体験。昨年は白神山地周辺の自治体の特産品を全国に送る「白神山地のギフト」づくりを手掛けた。
 4年の村沢祐樹さん(22)=東京都出身=は、インターンをきっかけに1年間休学して村に移住。今春、地域おこし協力隊員に任命された。イベントの手伝いや村のニュースサイト「西目屋村タイムス」で情報発信活動に当たり、村と大学の結び付きを強めている。
 シェアハウスは村内で空き家となっていた2階建ての一軒家を改築し、1階を交流スペース、2階を居住スペースにする。本所ゼミの3年生11人が8月末から今月初めまで滞在し、塗装や縁側造りに取り組んだ。
 3年の吉野良亮さん(21)=横浜市出身=は「西目屋村は自然が豊かで、人が温かい。村を広く知ってもらい、来てもらえる施設にしたい」と話した。
 来年度の本格オープンに向け、学生らは11月ごろにも村を訪れる。費用を抑えた「0円ハウス」にしようと、鍋やストーブといった生活必需品を村内で募っている。
 学生たちの作業に協力する建築業成田昇さん(62)は「西目屋に来てくれることへの恩返しのつもり。白神を訪れる若い人にぜひ村に立ち寄ってほしい」と期待する。


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2016年09月28日水曜日


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