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<病院贈収賄>業者15年度だけで2.8億円取引

いわき市立総合磐城共立病院=2006年

 いわき市立総合磐城共立病院の診療材料器具などの納入を巡る贈収賄事件で、贈賄容疑で逮捕された引地仁容疑者(57)が経営する「アイビー」(福島市)の同病院に対する納入実績が昨年度だけで約2億8000万円に上ることが27日、病院への取材で分かった。
 病院によると、納入したのは、バネ状の金属を取り付けた人工血管(ステントグラフト)や人工弁など心臓血管、循環器系の材料が中心。病院全体の診療材料の納入額約28億円の1割を占める。
 診療材料や医療機器は各科の主任部長が必要なものを提出し、専門の委員会が購入するかどうかを決定。診療材料は半期ごとに指名競争入札を行うのが基本という。
 収賄容疑で逮捕された近藤俊一容疑者(50)は心臓血管外科主任部長に加え、2010年度から診療材料の購入を決める委員会の委員を務めていた。福島県警は、近藤容疑者がこうした立場を利用したとみて捜査している。
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 いわき市立総合磐城共立病院(福島県いわき市)で使う診療材料器具の納入で便宜を図ったなどとして、福島県警は27日、収賄の疑いで同市内郷御台境町、同病院心臓血管外科主任部長の医師近藤俊一容疑者(50)を、贈賄の疑いで福島市栄町、医療機器販売会社「アイビー」代表引地仁容疑者(57)をそれぞれ逮捕した。


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2016年09月28日水曜日


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