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<病院贈収賄>器具納入便宜 医師ら2人逮捕

近藤俊一容疑者(病院のホームページから)
磐城共立病院に家宅捜索に入る福島県警の捜査員ら=27日午後6時、福島県いわき市

 いわき市立総合磐城共立病院(福島県いわき市)で使う診療材料器具の納入で便宜を図ったなどとして、福島県警は27日、収賄の疑いで同市内郷御台境町、同病院心臓血管外科主任部長の医師近藤俊一容疑者(50)を、贈賄の疑いで福島市栄町、医療機器販売会社「アイビー」代表引地仁容疑者(57)をそれぞれ逮捕した。
 近藤容疑者の逮捕容疑は、診療材料器具の納入でアイビーに便宜を図った謝礼として2013年10月から今年7月まで、自宅とは別にあるマンションの賃料約521万円と15年9月に出掛けた旅費など約26万円を引地容疑者から受け取った疑い。県警は2人の認否を明らかにしていない。
 県警などによると、マンションはアイビーが契約。関係者によると、近藤容疑者は病院の借り上げ住宅のアパートを自宅にしている。県警は27日、アイビーや病院、近藤容疑者の自宅を家宅捜索。病院内での職務権限や請託の有無、マンションの使用目的などを調べている。
 磐城共立病院によると、近藤容疑者は山形県立中央病院や福島県立会津病院を経て、08年7月から磐城共立病院に勤務する。福島県立医大心臓血管外科の臨床教授も兼務。心臓血管手術の技術が高く、バネ状の金属を取り付けた人工血管(ステントグラフト)による手術も手掛けている。
 磐城共立病院の渡部登事務局長は「患者や市民に大変申し訳ない。患者に影響が出ないようにしたい」と話した。


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2016年09月28日水曜日


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