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<福島第1>引き留め鉄構 40年無点検

 鉄柱に損傷が見つかった東京電力福島第1原発5、6号機の「引き留め鉄構」について、東電が40年近く点検を行っていなかったことが27日、原子力規制庁の保安検査で分かった。規制庁は保安規定違反の疑いがあるとみている。
 鉄構は5、6号機に電力を送る送電線を引き込むため開閉所屋上に設置している構造物。東電は8月下旬、3本の支柱全てに損傷があるのを確認。その後、構造強度の基準を満たしていないことが判明した。
 規制庁が事実確認を行ったところ、東電は5号機が稼働した1978年以降、鉄構を点検対象とせず、保安規定で保全計画策定が義務付けられた2009年以降も、必要な点検を一度もしていなかった。
 東電は「点検対象に含まなかった経緯を調査するとともに、同じような点検漏れがないか確認を進める」としている。
 鉄構を巡っては、台風10号が接近した8月末、東電が事前公表せず応急工事を行っていたことが明らかになっている。


2016年09月28日水曜日


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