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<裏方さんGO>「生命線」良好に保つ

選手らのプレーを足元から支える笠井さん

◎ユアテックスタジアム仙台の芝管理 笠井健三さん(40)

 ごう音を響かせながら、青々としたフィールドを芝刈り機が走る。方向転換すると芝目が変わり、約1.1ヘクタールにしま模様が浮かび上がっていく。
 年間50〜60試合があるユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)の芝を管理する笠井健三さん(40)は「芝はスタジアムの生命線です」と力を込める。
 芝の長さは競技ごとに異なり、サッカーは2〜2.5センチ。長過ぎるとボールが転がりにくく、選手の足にも負担が掛かり、短過ぎれば芝の生育に支障が出る。
 スタジアムで使われている寒冷地向きの芝は暑さに弱く、「例年9月ごろは芝に夏の疲れが出てきて管理が難しくなる」という。「今月は試合が多いので、芝も私も踏ん張りどころ」と表情を引き締める。
 試合開始の1時間半前には審判らと一緒にフィールドの状態を確認する。芝目のしま模様は副審がオフサイドを判断する際の目安になるため、ゆがみがあると厳しく指摘されることも。この道17年のベテランでも毎回緊張するという。
 「選手や審判、サポーターにとって芝は『良くて当たり前』の存在。感謝されることは少ないけれど、たまに褒められると励みになります」と笑顔を見せた。(関根梢)

◎ここも魅力/躍動する選手 間近に

 客席とグラウンドの距離はわずか約3メートル。「劇場型スタジアム」のコンセプト通り、熱戦を繰り広げる選手たちの躍動感や息遣いを間近に感じることができます。週3〜5回、1回当たり約3時間かけて整備している芝生にも、ぜひ注目してほしいですね。

<ユアテックスタジアム仙台>サッカー、ラグビー、アメフトの専用公式競技場として1997年に完成。サッカーJ1仙台の本拠地。2002年のサッカー・ワールドカップ日韓大会でイタリア代表の練習場となり、選手の足形が飾られている。収容観客数は1万9694席。連絡先は022(375)7800。


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2016年09月29日木曜日


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