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<むすび塾>宮城豪雨の浸水現場確認

昨年9月の宮城豪雨で浸水した田んぼで千坂さん(右端)の話を聞く児童たち=大崎市古川矢目

 東日本大震災の教訓を今後の備えに生かすため、河北新報社は28日、防災ワークショップ「むすび塾」を大崎市古川の高倉小学区で開いた。各地を巡回して実施しており、通算59回目。同校の5、6年生16人が昨年9月の宮城豪雨で浸水した現場を歩き、危険箇所を点検、防災マップ作りに取り組んだ。
 協賛する日本損害保険協会(損保協会、東京)の安全教育プログラム「ぼうさい探検隊」を基に実施。児童たちが4人ずつ4班に分かれ、川の氾濫で冠水被害などを受けた地域を回った。
 矢目地区では、住民の農業千坂明裕さん(37)が豪雨で水没したという田畑を前に「流れ込んだ水が渦を巻いていた。夜に起きた災害で情報を得るのに苦労した」と説明した。
 児童たちは学校に戻ると、大型のマップに住民から聞いた浸水範囲を記入したり現場で撮影した土のうなどの写真を貼ったりして、水害への注意を促す内容に仕上げた。
 進行役を務めた減災・復興支援機構(東京)の木村拓郎理事長は「災害では予想外のことが起きる。おじいちゃん、おばあちゃんに『早く逃げよう』と声を掛け、いち早く高い所に避難するのが大事」と述べた。
 河北新報社が損保協会と連携し、むすび塾を開くのは5回目。年数回、探検隊のノウハウを活用している。


2016年09月29日木曜日


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