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<東京五輪>聖火リレー出発地 石巻誘致PR

津波の痕跡をとどめるワンパークでスケボーの練習に励む子どもたち

 2020年東京五輪・パラリンピックの聖火リレー出発地誘致をPRする催しが10月10日、石巻市総合運動公園(宮城県石巻市)である。東京五輪の追加種目となった空手とスケートボードをアピールする。ボート競技の県内開催案も浮上している中、東日本大震災の被災地石巻から両種目の魅力を発信し、誘致の機運を高める。
 空手は、石巻地方の幼稚園児や小中高生ら計50人程度が演武を披露する。石巻市空手道連盟の近藤裕紀理事(42)によると、石巻地方は空手が盛んで競技人口は子どもから大人までの約500に上る。
 近藤理事は「五輪種目になるのは長年の夢だった。選手や保護者、指導者が一体となり、石巻から日本代表を出したい」と話す。
 スケボーは、「バンク」と呼ばれる傾斜を用意し、10代のプロらがパフォーマンスをする。一般にも開放し、スケボーの楽しさを体験してもらう。
 石巻市魚町には、津波で被災した水産加工会社の冷凍庫を改修した屋内スケボー場「Onepark(ワンパーク)」がある。東北各地からプロを目指す子どもらが集まる。運営する勝又秀樹さん(38)は「イベントが石巻にスケボーが根付く機会になればうれしい」と期待する。
 当日は、旧国立競技場から借り受けて総合運動公園に設置された聖火台への点火、聖火台磨き、模擬聖火リレーなども予定する。
 市体育協会など民間主体の誘致委員会の主催。委員長の浅野亨石巻商工会議所会頭は「『復興五輪』と位置付けられる東京五輪で、最大被災地の石巻での聖火リレー出発は、世界に復興をPRすることにもなる」と強調する。
 浅野氏や亀山紘市長らは10月13日、大会組織委員会や丸川珠代五輪相、文部科学省などを訪ね、誘致を要望する方向で調整している。


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2016年09月29日木曜日


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