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「甘・辛・酸」かまぼこ新風 女子大生考案

かまぼこの試作品を手にする佐藤さん(右)と瀬戸さん

 宮城県塩釜市のかまぼこ製造販売「直江商店」でインターンシップ(就業体験)をしている大学生2人が、同社の主力商品「おとうふかまぼこ」をベースに3種の新商品を試作した。インバウンド(訪日外国人旅行者)や若者向けの土産品として企画した。10月1日、JR本塩釜駅前の「みなと塩釜・ゆめ博」会場で来場者に試食してもらう。
 商品開発に携わったのは東北学院大文学部2年の佐藤広恵さん(19)、宮城大食産業学部2年の瀬戸杏香さん(20)。若者の政治参加促進に取り組むNPO法人「ドットジェイピー」(東京)の夏の議員インターンシップに参加し、阿部真喜塩釜市議の紹介で、地域活性化に向けた新しい土産品作りを直江商店のスタッフと進めた。
 3種の試作品のうち、トムヤムクン味とグリーンカレー味は、東南アジアの大消費地タイから日本を訪れる客がターゲット。もう1種のレアチーズ味は「デザートかまぼこ」として女性や若者向けを想定して作った。
 海外に関係する仕事を目指す佐藤さんと、食関連を志向する瀬戸さんは商品のコンセプトを話し合い、さまざまな調味料を使って試作を重ねた。「トムヤムクンとレアチーズの酸味を出すのが難しかった」と振り返る。
 宮城県は全国有数のかまぼこ生産地だが、2015年の都道府県別生産量は5位と低迷。塩釜市の業者も東日本大震災で失った販路の回復に苦戦している。
 直江商店の直江僚大社長(34)は「食べたことのない味を提案してもらった。新たな客層を見いだすヒントにしたい」と話す。イベントでの試食の反応を見て、商品化を検討する。


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2016年09月29日木曜日


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