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<アウガ>支援条例案可決 資金ショート回避

JR青森駅前の複合商業施設アウガ=2009年3月

 青森市議会(定数35)は28日、市の複合商業施設「アウガ」を運営する第三セクターにアウガの修繕積立金から支援金を支出する条例案を賛成多数で可決した。条例案を巡っては6月定例会で提出のための議事日程追加の否決、7月臨時会での議案否決など混乱が続いた。9月定例会での可決により、危惧された資金ショートはひとまず回避される。
 三セク「青森駅前再開発ビル」の現預金の実質残高は8月末で約4240万円。条例は約4億円の修繕積立金から地権者への賃借料、テナントに返還する営業保証金など1億1920万円と弁護士費用を支出する内容で、成立により来年3月までの資金が確保される見込み。積立金転用は、30日にある地権者と金融機関との協議後に正式に決定される。
 市が修正後の条例案を提出した今回は自民系の最大会派と共産党が賛成に回った。常任委員会での可決を経て、本会議では1議員が賛成討論、4議員が反対討論に立ち、採決により賛成23、反対11で可決された。
 賛成した市議は「破産は避けるべきだ」「事態を進め、早急に整理方法を示すべきだ」などと理由を説明している。
 条例成立を受け鹿内博市長は「できるだけ早く整理方法や時期を示し、公共化に道筋を付けた上で辞職する」と話した。市長は8月末、同社の整理時期について「来年3月をめどに商業施設を閉鎖する」と表明したが、会期中に「改めて同社やテナントと話し合う」と撤回している。
 アウガには4月以降も契約が残る店舗もあり、今後テナントとの交渉や債権の取り扱いに関する交渉を早急に進める必要がある。
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 9月定例会は約10億8400万円を増額する本年度一般会計補正予算案、憲法改正について慎重な論議を求める意見書など37件を可決、人事案3件に同意し閉会した。


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2016年09月29日木曜日


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