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<原発事故>指定廃を寒河江市が処分 全国初

 東京電力福島第1原発事故に伴い山形県寒河江市で発生した指定廃棄物約2.5トンを巡り、放射性物質濃度が基準値を下回ったとして環境省が指定を解除し、市が埋め立て処分したことが28日、明らかになった。環境省によると、原発事故による指定廃棄物の指定解除は千葉市に次ぎ2例目。処分は全国初となる。
 寒河江市によると、指定廃棄物は道路側溝の汚泥で、2012年7月以降、市内の公園2カ所で保管していた。今月23日付の指定解除を受け、市は26〜27日に公園から撤去し、一般廃棄物として処分場に埋め立てた。
 当初1キロ当たり1万7575〜2万1350ベクレルだった放射性物質濃度は、13年9月に5270〜6880ベクレルに下がり、基準の8000ベクレルを下回っていた。今年4月の測定結果は3300〜6590ベクレルだった。
 環境省は4月、放射性物質の濃度が基準値を下回った場合、保管する地元市町村と協議して指定を解除できるルールを決定。市は処分地周辺の町内会長らを対象に説明会を開催した上で、8月に同省へ指定解除を申請していた。
 市の担当者は「公園に行けばビニールに覆われた廃棄物があり不安だったと思う。これからは安心して利用してほしい」と話す。
 同省によると、指定廃棄物は岩手、宮城、山形、福島を含む全国12都県で約17万5000トン(6月末現在)保管されている。


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2016年09月29日木曜日


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