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<福島医大>骨再生チタン膜開発、販売へ

共同開発したTiハニカムメンブレン(福島県立医大提供)

 福島県立医大などのグループは28日、歯や顎の骨の再生を促す純チタンの特殊な膜(メンブレン)の国内製造販売の承認を得たと発表した。金属加工の林精器製造(福島県須賀川市)が生産を担い、来年1月下旬から医療機関向けに販売する。
 メンブレンは欠損した歯などを覆い、骨由来の細胞を閉じ込めて再生させる。インプラント治療などにも利用できる。
 グループは県立医大、東北大と医療機器商社モリタ(東京)など5者で構成。厚さ20ミクロンのチタン膜に1平方センチ当たり1万6000の穴がある「Tiハニカムメンブレン」を開発した。耐久性や栄養分の透過性が高く、丈夫な骨の早期再生を期待できるという。
 林精器製造が福島県玉川村の工場で製造する。同社は東日本大震災で本社工場が倒壊する被害を受けた。
 東北大大学院歯学研究科での先行研究を2012年から引き継ぐ形で開発を進め、4年間で約4億円の補助金を県から受けた。
 福島県庁で記者会見したプロジェクトリーダーの長谷川博県立医大歯科口腔(こうくう)外科部長は「チタン加工の技術が医療以外の分野でも応用されることを期待したい」と話した。


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2016年09月29日木曜日


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