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補助人口心臓を初輸出へ 福島で工場起工式

従来の補助人工心臓(左)とEVIジャパンが小型化した製品

 医療機器ベンチャーのEVIジャパン(福島市)が福島市に整備する工場の起工式が28日、現地であった。来年4月の稼働予定で、心臓移植を待つ患者らが使う小型の補助人工心臓を製造。2、3年後を目標に国内初の海外輸出を実現させる計画で、福島県が力を入れる医療産業の振興に弾みがつきそうだ。
 工場は鉄骨2階、延べ床面積約500平方メートルで、民有地の敷地約1800平方メートルに建設。総事業費は約2億円で、約1億3000万円に県の補助金を充てる。
 当初は心臓移植手術の最中などに使われる体外設置用の補助人工心臓を製造し、年間20〜30台を国内向けに出荷する。工場を増設した上で、ドナー不足などで移植を待つ患者の体内に埋め込むタイプを製造。欧米諸国での販売許可が得られるのを待って、2019年ごろから輸出するという。
 同社は14年、米企業の日本法人として設立された。補助人工心臓の小型化、高性能化に成功している。起工式で本村禎社長は「命を救う機器を福島から世界に届け、多くの患者を助けたい」と話した。


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2016年09月29日木曜日


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