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再起の実り粒ぞろい 津波被災地で新米出発式

第1便のトラックに積み込まれた南三陸米の新米

 宮城県気仙沼市と南三陸町、登米市津山町で生産するブランド米「南三陸米」の新米出発式が29日、気仙沼市波路上の気仙沼米穀商業協同組合階上精米センターであった。実入りは順調で、甘みも上々という。
 南三陸米は、生産履歴が明らかな「ひとめぼれ」の1等米。式では南三陸農協(南三陸町)の担当者ら約20人がおにぎりを味わい、新米1トンを積んだトラックを見送った。小売価格は10キロ当たり4320円。今年の出荷量は昨年並みの150トンを見込む。
 農協の高橋正組合長は「作柄も良く、高品質のおいしい米ができた。被災農地が復旧してきた今年を復興元年と位置付けて、盛り上げていきたい」と述べた。
 農協によると、震災の津波で管内の水田の4割に当たる約650ヘクタールが浸水。復旧を計画した約500ヘクタールのうち、これまでに約430ヘクタールが完了。農家の高齢化や公共事業に伴う農地転用の影響で実際に作付けされているのは約200ヘクタールにとどまり、営農再開が課題になっている。


2016年09月30日金曜日


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