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<台風10号>岩泉322人避難 岩手被害1394億円

台風10号豪雨から30日で1カ月。岩手県岩泉町ではがれきの撤去作業が進む。左は小本川=29日午後3時30分ごろ

 岩手県内で20人が死亡し、3人が行方不明となっている台風10号豪雨は30日、発生から1カ月となる。27日現在の概算被害額は1394億4328万円で、県内の大雨被害としては過去最大。被害が甚大だった岩泉町では322人が避難所生活を送る。町は10月1日に罹災(りさい)証明書の発行を始める。県や町は仮設住宅300戸の建設に入り、10月中の一部入居開始を目指す。
 被害額は土木関連が876億円で約6割を占める。道路は1611カ所で被害があり、被害額は512億円。河川は972カ所で295億円に上る。農林水産関連は256億円。土砂流入による農地被害や林道の路肩決壊、サケの人工ふ化施設などの被害が大きい。
 調査の進捗(しんちょく)は全体の6割程度で、被害額は今後さらに膨らむとみられる。
 岩泉町内では停電が約100戸、断水が274戸で続く。住宅被害は全壊399棟、大規模半壊226棟で半壊を含め計855棟。
 町は30日正午、防災行政無線でサイレンを鳴らし、町民が犠牲者の冥福を祈って黙とうする。県警と消防は小本(おもと)川で行方不明者の集中捜索を実施する。
 県は29日、久慈、宮古、岩泉の3市町に適用していた被災者生活再建支援制度の対象を県全域に拡大するすることを決めた。家屋が全壊した世帯には最大300万円、大規模半壊には最大70万円を支給する。


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2016年09月30日金曜日


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