岩手のニュース

両陛下 岩手沿岸の復興状況視察

復旧した市場で水揚げした魚の仕分け作業をご覧になる天皇、皇后両陛下=29日午前、岩手県大槌町

 岩手国体の総合開会式出席のため岩手県に滞在中の天皇、皇后両陛下は29日、東日本大震災の被害が甚大だった大槌、山田両町の復興状況を視察された。いずれも震災後初の訪問で、大勢の町民の歓迎を受けた。
 大槌町では津波で全壊し、2011年11月に再開した魚市場で、サバやソウダガツオなど朝に捕れた魚の分別作業を視察。水揚げ量は少しずつ回復しており、天皇陛下は作業を終えた男性に「震災で大変でしたね」と声を掛けた。
 震災後に町内で開発された水産加工品の紹介もあり、サケのつみれを見た皇后陛下は「袋がかわいいですね」と感想を述べた。
 山田町では、今年7月にオープンした図書館併設の交流拠点「町ふれあいセンター」を訪ねた。建設時の企画に関わった中学生と高校生4人が、施設の特徴や利用状況を説明した。
 両陛下は、各町役場前に集まった被災者一人一人を励ました。山田町の仮設住宅で暮らす民生委員川端ミヨさん(75)は「皇后陛下に『お体は大丈夫ですか』と聞かれて涙が出た。優しい言葉から被災地への思いやりが伝わった」と感激していた。
 両陛下は30日、宿泊先の花巻市に移動し、早池峰神楽を鑑賞する。


2016年09月30日金曜日


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