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<学力テスト>秋田の探究型授業 全国手本に

 29日に公表された全国学力テストの平均正答率で、秋田県が全国1位になったのは小中学校8科目のうち3科目にとどまった。理科を含む10科目が実施され、6科目が1位だった前年度と比べ減少。学力テストの県検証改善委員会委員長を務める秋田大大学院教育学研究科の阿部昇教授(国語教育)は「他県が秋田など上位県から授業方法を学ぶなどして差が縮まった。秋田の教育レベルが低下したわけではない」と指摘する。
 秋田は学力テストが始まった2007年度以降、全国トップ級の成績を収めてきた。要因の一つとして全国の教育関係者から注目を集めるのが、児童生徒自らが課題を設定し、小人数での討論を経て課題解決を追究する「探究型授業」への取り組みだ。
 県教委によると、13年度からの3年間で秋田を訪れた全国の教育関係者は延べ9200人に上る。
 このうち大阪府箕面市は12〜16年度に延べ約200人を派遣。同市教育センターの青木俊彰指導主事(33)は14年度、由利本荘市の小学校で教壇に立った。青木さんは探究型授業が地域や学校で統一された形で進められている点を「成果を出している理由」と着目。箕面市に戻ってから探究型授業の進め方などの改善に生かしている。
 探究型授業に代表される秋田の取り組みは、他県の手本となってきた。だが、阿部教授は「指導方法などで秋田県内でも地域差はある」と指摘し「底上げする余地はまだある」と話す。


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2016年09月30日金曜日


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