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世界最大級の水素工場 福島に建設へ

 東北電力と東芝、岩谷産業は29日、世界最大規模となる最大1万キロワット級の水素製造工場を福島県内に建設する計画に着手したと発表した。2017年9月まで事業可能性を調査した後、同10月からの技術開発期間を経て、早ければ東京五輪・パラリンピックが開催される20年の稼働を目指す。
 水素製造には太陽光、風力など再生可能エネルギーで発電した電力を活用。同様のシステムではドイツで稼働する6000キロワット級を大幅に上回るという。
 製造した水素は長期間の貯蔵が可能。発電装置で再び電力に変えることで、天候によって発電量が変動する再生エネに対する調整力の役割を果たし、送電網を安定的に維持するのに利用する。水素を液化して東北エリア内外に輸送供給することも検討する。
 東芝が水素製造装置の設計と開発に当たり、東北電は送電網制御や需給バランスの検証、岩谷産業は輸送から供給に至る技術検討をそれぞれ担う。
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した委託事業「水素社会構築技術開発事業」に計画を共同提案し、29日に採択が決まった。
 政府は東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の復興に向け、水素製造の推進などを盛り込んだ「福島新エネ社会構想」の策定を進めている。


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2016年09月30日金曜日


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