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<福島第1>凍土遮水壁 効果は「来月以降」

 東京電力は29日、福島第1原発の放射能汚染水の発生を減らす凍土遮水壁について、効果が表れる時期が10月以降にずれ込む見通しを明らかにした。8月中旬以降に相次いだ台風接近に伴う降雨の影響で地下水の発生量が増え、凍結を促進する追加工事の完了も遅れたのが理由という。
 福島第1廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者が記者会見で説明した。増田氏は8月下旬、凍土壁の効果が9月中に確認できるとの見解を示していた。
 増田氏は「なるべく早く効果を示したいが、はっきり予想できない。地中温度は下がっているので効果が出る条件は整っている」と話した。
 凍土壁は3月に凍結を開始。海側は99%が0度以下になっている。凍土壁の内外で水位差が生じており、東電は効果が出ているとみているが、岸壁近くの地盤に流れ込む地下水量が降雨で大幅に増え、抑制効果を評価できない状況という。


2016年09月30日金曜日


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