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塩釜災害公営住宅2棟 工事遅れ6割強空き室

完成した災害公営住宅の清水沢東1、2号棟

 塩釜市最大の災害公営住宅となる清水沢東地区(計170戸)のうち、1、2号棟(計139戸)が完成し、30日、住民に鍵が渡された。6割強の89戸が空き室になっており、市は内覧会を開くなどして被災者に入居を促す。希望者がない場合は市営住宅としての活用を検討する。
 清水沢東地区は内陸部に立地。1、2号棟はともに鉄筋6階で、1LDK〜4DKの6タイプがある。都市再生機構が整備し、市が約43億円で買い取った。高齢者生活支援施設「老人憩(いこい)の家」と集会所を併設する木造平屋の建物も建築した。3号棟(31戸)は既に完成している。
 30日時点で空き室は1号棟(69戸)が50戸、2号棟(70戸)は31戸。市は他の地区2カ所とともに募集したが、交通や買い物などの利便性の高い他の2地区に希望者が集中した。
 佐藤昭市長は30日の定例会見で「災害住宅の入居希望は震災から5年を経て、安全な場所から住み慣れた場所へと変わってきている」と説明した。市は当初、2015年度中の完成を目指していたが、半年ずれ込んだ。工事が遅れているうちに被災者の生活再建が進んだことも、入居希望者が少ない要因とみられる。
 市は16年度中に、残り2地区の災害住宅の建設を終える予定で、市全体で390戸分を整備する。


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2016年10月01日土曜日


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