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<仙台市バス>運転手 若手へギアチェンジ

先輩運転手の指導を受け、実車研修に励む布田さん

 仙台市交通局が若手のバス運転手育成に向け、初めて採用した教習生13人が実車研修に励んでいる。正職員運転手の平均年齢が53.2歳という世代の偏りを是正するため、バス運転に必要な大型2種免許の保有条件を外し、30歳未満の年齢制限を設けた。教習生は10月に嘱託職員となり、12月から営業運転を担う。

 13人は7月、交通局の臨時職員として採用された。事務補助をしながら泉区の自動車教習所に通い、8月に大型2種免許を取得した。嘱託で約2年半勤務すると正職員の採用試験を受けられる。
 教習生は大半が転職組。前職は不動産の営業、木工職人、産業廃棄物の収集運搬などさまざまだ。交通局の担当者は「約40万円の免許取得費を市で負担したことなどが、他業種からの人材獲得につながったのではないか」と分析する。
 布田将聖(ふだ・のぶあき)さん(23)=若林区=はすし職人から転じ、バスのハンドルを握る。「安全運行とおもてなしを提供したい」と語る。唯一の女性、河野芽以さん(24)=泉区=は採用前、喫茶店でアルバイトをしていた。栄養士資格を持ち、オートバイに乗るのが趣味。「この運転手のバスにまた乗りたいと思ってもらえるようにしたい」と意気込む。
 交通局は昨年度、バス運転手の高齢化に伴う将来の担い手不足に備え、凍結していた運転手の正職員採用を再開。当面は嘱託職員から登用する方針で、資格を持たない教習生を採用し育成する仕組みを導入した。
 交通局は12月に採用する教習生を5日まで募集している。1986年4月2日以降の生まれで、2013年12月12日以前の普通自動車免許取得が条件。16日に1次試験を実施する。連絡先は交通局総務課022(712)8307。


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2016年10月01日土曜日


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