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<東通原発>5km圏 ヨウ素剤を事前配布へ

事前配布するヨウ素剤と保管ケース

 青森県と東通村は30日、東北電力東通原発(東通村)での重大事故に備えるため、11月に住民へ安定ヨウ素剤を事前配布すると発表した。対象は原発から5キロ圏内の約1300世帯、約2800人。県内でのヨウ素剤の事前配布は初めて。

 原発での重大事故時に服用することで甲状腺被ばくを防ぐ狙いがある。30日に村内に配布した村広報誌に告知記事を掲載した。
 対象地区は原発から5キロ圏の予防的防護措置区域(PAZ)に指定されている老部、白糠、小田野沢の3地区。3歳未満や服用困難な人を除く全住民に11月4〜19日、順次配布する。
 住民は事前に既往歴などを問診票に記入し、配布当日は指定会場で医師による服用に関する説明を受ける。住民が希望しない場合は拒否できる。
 配布されるのは住民1人当たり服用1回分で、3〜12歳は1錠、13歳以上は2錠。合わせて保管ケースも各戸に1個ずつ配る。
 東通原発から30キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)の住民には重大事故が発生した場合、避難に合わせて配布する。
 県は2014年2月に県地域防災計画を修正した際、東通原発での重大事故を想定し、住民への配布方針を盛り込んだ。県は現在、41万9000錠をむつ市と東通村、六ケ所村に分散備蓄している。
 県医療薬務課は「対象地域では万が一に備え、ぜひ家庭に常備してもらいたい」と呼び掛ける。


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2016年10月01日土曜日


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