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<震災遺構>旧野蒜駅舎を改修 街の歩み発信

震災復興伝承館の内部を見学する関係者

 東日本大震災の震災遺構として保存されるJR仙石線旧野蒜駅プラットホームを軸に、宮城県東松島市が整備を進める「震災メモリアルパーク」の一部で、旧駅舎を改修した「震災復興伝承館」が1日、オープンした。被災状況や復興の歩みを発信し、震災の記憶風化を防ぐことを担う。
 記念式典には市の関係者ら約30人が出席。テープカットでオープンを祝った。阿部秀保市長は「施設は震災を忘れないという役割を持つ。今後の防災減災に生かす思いを込めて運営していく」と述べた。
 伝承館は2階建て、延べ床面積約380平方メートル。整備費は約4000万円で国の復興交付金を充てた。1階部分に交流スペースを設け防災集団移転団地の「野蒜ケ丘」(野蒜北部丘陵)地区のジオラマを設置し工事映像を配信する。
 2階部分では、160インチスクリーンで震災関連映像を放映。市内各地の津波被害や復興への動きを記す写真約1000枚からなるパネルを並べた。津波に襲われた旧野蒜小体育館の壁に掲げられていた時計も展示している。
 入場無料。午前9時〜午後5時。毎月第3水曜日休館。


2016年10月02日日曜日


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