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<仙六野球>福祉大と工大先勝

福祉大−仙台大 4回裏仙台大無死二塁、松本がリーグ通算最多安打に並ぶ中前打を放つ

 第5節第1日は1日、仙台市の東北福祉大球場で福祉大−仙台大、東北工大−宮城教育大の各1回戦が行われた。仙台大の松本は3打数2安打で、古川大悟(東北学院大)のリーグ通算最多安打記録114本(1988〜91年)に並んだ。試合は福祉大と工大が先勝した。
 福祉大は長坂、笠井のソロ本塁打と投手陣の継投で仙台大に2−1で競り勝った。工大は菊地和が完封。タイブレーク十回に押し出し四球で均衡を破り、宮教大を1−0で破った。
 第5節第2日の2日は同球場で宮教大−工大、仙台大−福祉大の各2回戦がある。

◎福祉大が競り勝つ

 福祉大−仙台大1回戦(福祉大1勝)

福祉大010000100=2
仙台大000100000=1
(勝)大園5試合2勝
(敗)岩佐4試合3勝1敗
(本)長坂1号(1)(岩佐)笠井1号(1)(岩佐)

 【評】福祉大が本塁打2本で競り勝った。二回、長坂の左越えソロで先制。1−1の七回には笠井の左越えソロで決勝点を奪った。仙台大は二回を除く毎回走者を出したが、福祉大の継投策にかわされた。

◎松本すごみ見せつける

 25年ぶりの大記録にも、松本の表情は普段通りだった。優勝を争う福祉大との天王山。「勝つことだけを考え、記録のことを忘れていた」と言う。先勝を許したものの、左の強打者は気迫と集中力で優勝67度の強豪にすごみを見せつけた。
 2安打とも持ち前の鋭い当たりだった。一回は外角高めの速球を左前へ。四回無死二塁では内角の速球を中前にはじき返し、郷古の同点打につなげた。「レベルの高い投手相手に引っ張ると、術中にはまる。中堅方向に打つことを心掛けた」。卓越した打撃センスでチームをもり立てた。
 他の打席でも相手投手陣を警戒させた。六回はフェンス際への大きな右飛。八回2死二塁では敬遠の四球と勝負を避けられた。記録更新は持ち越したが、「福祉大にそういう作戦を取っていただけたうれしさがある」とにやり。森本監督も「バットが振れていて状態がいい」と信頼を寄せる。
 2回戦は雪辱を懸けた一戦となるだけに、試合後、この日登板がなかった福祉大の主戦城間に「打って(記録を)更新してやる」と宣戦布告。「自分の思うように打てている」。確かな手応えを胸に、最高の舞台で新記録と勝利に挑む。(原口靖志)

<今季初先発の笠井、決勝アーチ>
 福祉大は今季初先発の3年生、笠井が決勝のソロ本塁打を放った。1−1の七回1死から狙っていた高めの球を左越えに運び、「打った瞬間いったと思った」と笑顔を見せた。
 今季はこれまで前節の代打1打席のみだったが、「思うようにバットを振れているし、ボールもよく見える」と好調だ。起用してくれた大塚監督を「メンバーに入らない時も腐らずにこつこつやった結果。よく打ってくれた」と喜ばせた。
 この日3安打1打点の活躍にも「結果を出した次の試合が大事。次も勝ち、全国(明治神宮大会)に行って先輩たちと長くプレーしたい」と気を引き締めた。

◎工大が投手戦制す

 工大−宮教大1回戦(工大1勝)

工 大0000000001=1
宮教大0000000000=0
(タイブレーク十回)
(勝)菊地和5試合1勝
(敗)松下6試合4敗

 【評】工大が投手戦を制した。菊地和は九回まで三塁を踏ませない好投。1死満塁で始まるタイブレークの十回は久慈の押し出し四球で奪った1点を守り切った。宮教大は打線のつながりを欠いた。

<工大・菊地和(5安打完封。チームは今季初勝利)>
「これまで1年生の投手陣がいい投球をしても勝ち切れず、上級生(4年生)として、勝つところを見せたかった。カウントを悪くせず、リズム良く投げられた」

◎長坂と井沢プロ志望届
 東北福祉大の長坂拳弥捕手と井沢凌一朗外野手(ともに4年)が1日までに、プロ野球志望届を仙台六大学野球連盟に提出した。同連盟の所属では、仙台大の松本桃太郎内野手(4年)が既に提出している。
 チームの主将を務める長坂は安定したリードと強肩で投手陣を支え、打撃もパンチ力がある。井沢は打線の4番を担い、勝負強い打撃が持ち味。
 長坂は「リードや配球に自信があるので、守備でアピールしたい」、井沢は「走攻守全てをこなせる選手になりたい」と話した。


2016年10月02日日曜日


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