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被災地の子どもと災害復興を考える

復興について意見を交わしたパネル討論

 日本災害復興学会の公開シンポジウム「被災地から未来へ〜子どもたちと考える復興」が2日、宮城県石巻市の石巻専修大で開かれた。東日本大震災の被災地で、語り部やボランティアに取り組む高校生ら若者3人が活動を発表した。
 小学校時代の仲間と共に語り部活動を続ける石巻高2年津田穂乃果さん(17)は「震災のことを語ることで、災害がまだ起こっていない未災地に教訓が届けばいい」と語り、「人と人との関わりこそ大切だと震災で気付いた」と述べた。
 石巻北高3年勝又愛梨さん(17)は、女川中時代から取り組む石碑建立の活動を紹介。「1000年後の命を守りたい」と訴えた。
 震災の伝承や復興をテーマに、阿部秀保東松島市長や石巻市の元中学教諭佐藤敏郎さんら4人によるパネル討論もあった。
 児童と教職員計84人が犠牲となった石巻市大川小の遺族でもある佐藤さんは「3.11後に気付いたことが多い。事前に分かっていれば、悲しまず、失わずに済んだかもしれない。地域や世代、遺族、専門家らを結びつける存在になりたい」と力を込めた。


2016年10月03日月曜日


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