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<仙六野球>松本、リーグ史に名

リーグ通算115本目の安打を放ち、二塁で声援に応える仙台大の松本選手=2日、仙台市青葉区の東北福祉大球場

 仙台市青葉区の東北福祉大球場で2日あった仙台六大学野球秋季リーグの仙台大−福祉大戦で、仙台大4年の松本桃太郎内野手(21)がリーグ通算安打を115本とし、最多記録を25年ぶりに更新した。創設46年のリーグに新たな歴史を刻み、関係者から称賛の声が上がった。

 松本選手は1−0の三回1死一塁、115本目となる右翼線二塁打を放った。スタンドから大きな「桃太郎」コールが送られると、二塁でヘルメットを脱ぎ、頭を下げて応えた。
 出身地の北海道岩見沢市から父の喜道(よしのり)さん(46)も駆け付けた。試合後に新記録達成の記念のボールを手渡され、息子の快挙に「名門の福祉大から打ってくれて、うれしかった」と大喜びだった。
 これまでの最多記録114本は1988〜91年に東北学院大でプレーした会社員古川大悟さん(47)=仙台市泉区=が達成。福祉大で活躍し、プロ野球でスラッガーとして名をはせた金本知憲(阪神監督)、和田一浩(元中日など)両氏も届かなかった高みだ。
 記録更新に、古川さんは「大変な努力をした結果だと思う」と話す。後にプロや大リーグで活躍した選手と試合をしたことを思い出し「当時は対戦を楽しみにしていた」と感慨深げだった。
 仙台六大学野球連盟の駒場彰理事長は「大学野球の醍醐味(だいごみ)を存分に体現してくれた」とたたえる。リーグを創設から支える菅本昭夫事務局長も「偉大な前の記録を塗り替えたのは大したもの。所属選手の進化の証しであり、連盟の一員として誇りに思う」と喜ぶ。
 既にプロ野球志望届を提出し、次のステージを見据える強打者をプロ側も注目。ソフトバンクの作山和英スカウト(相馬市出身、福祉大出)は「スイングの力が大学生でずぬけている。プロで十分通用する」と評価する。


2016年10月03日月曜日


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