宮城のニュース

<時の人>夢実現へスイング磨く

松本桃太郎選手

◎仙台六大学野球史上最多の通算安打115本を達成した仙台大4年松本桃太郎さん

 「仙六史上最強の打者になる」。その誓い通り、創設46年のリーグに大きな足跡を残した。
 北海道・北海高で2011年に春夏連続で甲子園出場を果たし、13年に仙台大へ進学。リーグ戦で1年秋に早くも三冠王を獲得し、次に目指した優勝も2年春に67季ぶりに達成。目標を見失いかけた時、通算安打記録のことを知った。「自分のペースでいけば更新できる」。気持ちに再びスイッチが入った。
 進んで言葉には出さないが、心に決めた目標を成し遂げるためには努力を惜しまない。「実現できなかったら、自分の負けだと思っている」
 入学時に線が細かった体格を筋力トレーニングで鍛えて20キロ増やし、持ち味の鋭いスイングを磨いた。速球に対応するため、140キロに設定したピッチングマシンをマウンドから3メートルほど近づけ、多い時で1日500球以上打ち込んだ。
 その先には、小学3年で野球を始めた時から描き続けたプロ入りの夢がある。イチロー選手(現大リーグ・マーリンズ)にあこがれ、従来の右打ちから練習を重ねて同じ左打ちに変えた。仙台大に進んだ理由も「(同じリーグの)東北福祉大の有力選手を視察する球団のスカウトが多いだろうから」。自分に目を向けてもらうため、バットでアピールを重ねた。
 名前には、昔話の主人公のように丈夫な体をつくり、仲間と力を合わせて頑張ってほしいという意味が込められている。名付けた両親の願いに全力で応え、ドラフト指名を待つ。177センチ、87キロ。北海道岩見沢市出身。21歳。


2016年10月03日月曜日


先頭に戻る