宮城のニュース

震災描いた巨大な絵バックに演奏会

津波と原発事故を描いた巨大絵画を背景に行われたクラシックコンサート=1日、蔵王町ございんホール

 東日本大震災をテーマにした巨大絵画で知られる宮城県蔵王町出身の画家加川広重さん(40)による「アートプロジェクト 絵画でつながる世界」が、町ございんホールで開かれている。10日まで。
 津波に遭った震災当日の風景を描いた「雪に包まれる被災地」(2011年)、東京電力福島第1原発と周辺の荒廃を表現した「フクシマ」(14年)の2点を多目的ホールの壁面に沿って隣り合わせに展開。共に高さ5.4メートル、幅16.4メートルの水彩画の大作で、未曽有の被害が圧倒的な存在感で迫る。
 期間中は巨大絵画の制作ワークショップや絵画教室のほか、8〜10日には加川さんのトークイベントとクラシックコンサートが行われる。
 実家にアトリエを構える加川さんは「生の巨大画に触れる機会が少ない地元の子どもたちに、人間の生きる力や魂の力を体で感じてほしい。3.11や原発事故を再び考えるきっかけになればいい」と願う。
 午前9時〜午後5時。入場料300円(高校生以下無料)。連絡先はございんホール0224(33)2018。


2016年10月04日火曜日


先頭に戻る