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<アウガ>年度内に特別清算 三セク方針決定

JR青森駅前の複合商業施設アウガ=2009年3月

 青森市の複合商業施設「アウガ」を運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」の取締役会が3日開かれ、来年3月末までに同社を解散する方針を決めた。同社の佐々木淳一社長は「来年2月をめどに全てのテナントに退店してもらい、3月末に特別清算による整理を目指す」と話した。
 アウガは現在、地下1階から4階までが主に商業施設で、5〜9階の公共施設には市男女共同参画プラザ(5階)や市民図書館(6〜8階)が入っている。
 地下1階「新鮮市場」内の地権者の店を除く店舗と、1〜4階のテナントに退去を求める。図書館などの公共施設は閉鎖しない。
 取締役会後、佐々木社長から報告を受けた鹿内博市長は「修繕積立金の転用により、公共化へ大きな一歩を踏み出せた」と評価。公共化の具体的スケジュールを盛り込んだアウガ再生に向けた最終版の提示については「発表時期は明言できない」と述べるにとどめた。
 同社の鈴木規央弁護士(東京)は「特別清算に向けて金融機関や地権者の理解は得られると思う」と話した。今後、地権者やテナントに対し説明会を開き、交渉に入るという。
 地下で水産加工品を販売する地権者は「2月以降に館内に客が入ってこなくなることが予想される。店の経営に不安が残る」と話し、テナントは「事前の相談が全くないままに、整理を発表するとは信じられない」と憤った。


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2016年10月04日火曜日


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