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<岩手国体>フェンシング 岩手悲願の初優勝

 地元の大歓声を力に一気に頂点まで登り詰めた。フェンシング成年男子フルーレで岩手が初優勝。悲願を達成した3人は抱き合って喜びを爆発させた。監督兼任の佐々木は「会場の声援がみんなの励みになり、プレーにつながった」と感謝する。
 勇気を持って難敵を退けた。決勝で当たった宮城は、ロンドン五輪団体銀メダリストの千田健、淡路を擁する優勝候補。第1試合で千田健と対戦した藤野は、日本代表の練習で何度も剣を合わせた経験を生かした。「相手が前に出るタイミングでしっかり打つ」との狙い通り、5−2で勝って勢いに乗せた。
 続く元日本代表の工藤は敗れたが、後がない状況にも佐々木は「自分で決めてやる」と強気だった。過去に勝ったことがない淡路を臆せず攻め、立ち上がりから4本を連取するなど5−1で圧倒した。
 チーム結成は4月。地元の一関学院高出の佐々木は、強化選手で加わった2人から代表レベルの技術や精神力を貪欲に吸収。それぞれのプレーの強みを伝え合うなどチームワークも高め、地元国体で優勝を目指す意識を共有した。
 「2人から大きな刺激を受けたから勝てた。この経験は後輩に伝え、岩手のフェンシング界をさらに盛り上げたい」と佐々木。今大会限りで引退する工藤も北上市で指導に携わるという。3人が未来につなぐ大きな種をまいた。(原口靖志)


2016年10月04日火曜日


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