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<ひっぽ電力>脱原発へ太陽光発電所第1号

設置された太陽光パネルを確認する目黒社長(手前)ら

 宮城県丸森町筆甫の住民有志が設立した「ひっぽ電力株式会社」の第1号となる太陽光発電所が完成した。筆甫地区は福島県境に接し、東京電力福島第1原発事故で放射能汚染の影響を受けた。原発に頼らない再生可能エネルギー普及と地域再興を目指す。
 発電所は旧筆甫中の校庭に設け、太陽光パネル216枚を備える。9月15日に通電を開始。出力50キロワットで、固定価格買い取り制度を利用し、全量を東北電力に20年間売電する。
 整備費約1100万円は住民と地区外の支援者計約50人による資金協力と寄付で賄った。8年後に一括返済し、9年目から収益を地域に還元する計画。太陽光に加え、バイオマスや小水力などによる発電も検討していく。
 同社は東日本大震災の発生から5年の3月11日付で設立。住民7人が資本金350万円を出し合った。目黒忠七社長(64)は「農村の疲弊が原発事故でとどめを刺された。原発は再稼働すべきでない。電気の自給と事業を通じ、地域を照らしたい」と話す。
 同社は9日、太陽光発電所の完成記念式を行う。当日はNPO法人環境エネルギー政策研究所長の飯田哲也氏が講演する。講演は参加無料。連絡先はひっぽ電力0224(76)2111。


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2016年10月05日水曜日


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