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<メガホン>記録更新

仙台大の松本と野球部員が作製したリーグ通算安打数を示したパネル

 四半世紀破られなかった記録が更新された。そしてその新記録を超えようと励む少年がいる。時間を超えて輝きを放つ記録の妙を感じる。
 仙台六大学野球秋季リーグで仙台大の松本桃太郎(4年)が2日、通算最多安打115本を達成した。前の記録114本を保持していたのが仙台市泉区の会社員古川大悟さん(47)。古川さんは仙台商高から1988年、東北学院大に進学。1年春からレギュラー入りし、91年まで中軸の一員として左打席から安打を重ねた。当時は仙台六大学野球連盟で通算本数が確認されておらず、古川さんも「何本打ったか考えていなかった」。長年忘れられた記録だった。
 昨年、連盟が改めて算出して古川さんの記録を認定。松本の活躍で光が当たった。今秋のリーグ開幕前、父親の記録更新に挑む松本の新聞記事を読んだ次男雄康君(10)は古川さんに言った。「(松本の)次は僕が記録を抜きたい」
 少年野球に打ち込む息子の意気込みが「うれしかった」と古川さん。幾多の選手が前人未到の高みに挑んだリーグの歴史に、親子二代で名を連ねる日を夢見る。(原口靖志)


2016年10月05日水曜日


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