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台風被害乗り越え「ホップのまち・遠野」PR

遠野市で開かれたホップ収穫祭。成功の勢いに乗って横浜でも提供する=8月28日

 岩手県遠野市の地ビールメーカーなどが、横浜市で開催されている国内最大級のビールの祭典「横浜オクトーバーフェスト」に初参加している。ビールとつまみの販売ブースを共同で設置。全国有数の生産量を誇るホップを生かしたまちづくりをPRし、認知度向上を図る。今年は台風10号などの被害でホップの収量が3割も減った。生産者も新たな挑戦で打撃を乗り越えようと意気込む。
 今年で15回目のフェストは、16日まで横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫イベント広場で開かれている。ビール好きが集まる人気のイベントで、昨年は16万5000人が来場した。
 遠野からは上閉伊酒造が地元ホップで醸造した地ビールを、遠野アサヒ農園が特産化を目指すスペイン野菜パドロンの素揚げを、遠野ふるさと公社がホップ入りソーセージをそれぞれ提供する。
 フェスト参加は市やキリン(東京)、ホップ生産者が連携する地域活性化プロジェクトの一環。ビールに合う農産物の販売強化やホップ収穫体験を通じた交流拡大、ホップ農家やビール醸造家の育成に取り組む。
 8月にはビールを楽しむイベント「ホップ収穫祭」を市内で開催し、昨年の倍以上の4500人が訪れた。市商工観光課の担当者は「この勢いで外に打って出て遠野をアピールしたい」と強調する。
 今年のホップは台風9、10号と相次いだ強風被害で、つるの落下や栽培用の棚の倒壊が続出した。
 1.6ヘクタールで生産する遠野アサヒ農園も被害を受けた。代表取締役の吉田敦史さん(43)は「ビールの里として全国に知ってもらう最大のチャンス。来場者の人気を集め、来年以降も参加できるよう頑張りたい」と力を込める。


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2016年10月05日水曜日


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