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八ちゃん10年頑張った 94歳の漫画家引退

八郎潟町から表彰を受ける安田さん
八郎潟町広報誌10月号に掲載された「ガンバレ八ちゃん」の最終回

 秋田県八郎潟町の広報誌に毎月、4こま漫画「ガンバレ八ちゃん」を連載してきた同町一日市の安田敏雄さん(94)が高齢のため、10月号(3日発行)を最後にペンを置くことになった。通算で10年近い連載の終了に、町民から惜しむ声が上がっている。
 「ガンバレ八ちゃん」は1988年5月に連載を始めた。旧国鉄OBで漫画が得意な安田さんが「広報誌に漫画があれば、町がもっと明るくなるのでは」と提案したのがきっかけだった。主人公の八ちゃん一家の日常をほのぼのと描き、町内外から好評を得た。
 途中で体調を崩し、91年6月号を最後に休載。「また描いてほしい」という周囲の声に応え、2010年5月号から再開した。
 安田さんが連載終了を町に申し出たのは9月上旬。高齢に加え、白内障の影響で視力が衰えたことなどが理由だった。
 「連載が終わるのは残念だが、余力のあるうちにやめようと思った」と安田さん。「町民から『漫画楽しかったよ』と声を掛けられるのが喜びだった。町民の支えがなければ続けられなかった」と振り返った。
 通算116回目、連載再開後78回目となる最終回は連載終了の告知と、長年の愛読に対する感謝の意を伝える内容になっている。
 町は9月30日、町の発展に貢献したとして安田さんを表彰した。町総務課の担当者は「4こま漫画は町広報誌にとって当たり前の存在だったのでなくなるのは寂しい。長い間の連載に感謝しています」と話した。


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2016年10月05日水曜日


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