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津波の脅威実感 福岡の高校生が被災地へ

津波が押し寄せた佐々直の旧本店工場を見上げる生徒ら=宮城県名取市閖上

 福岡県修猷館高(福岡市)の1、2年生60人が3〜5日、東日本大震災で被災した宮城県内の沿岸市町を研修旅行で巡り、地元関係者の説明を聞きながら津波の脅威を体感した。
 生徒はグループごとに各地を見学した。5日に名取市閖上地区に向かった25人は、笹かまぼこ製造佐々直の旧本店工場を訪問。佐々木直哉社長は津波でむき出しになった柱の前で「津波にはとてつもないエネルギーがあり、電柱も鉄骨もねじ曲げた。有事の際はとにかく逃げてほしい」と訴えた。
 同校2年平川榛那(はるな)さん(16)は「津波の力の強さを実感した。道路を走る車は工事のトラックばかりで、5年が過ぎても人が戻るには長い時間がかかることも分かった」と話した。
 同校の被災地研修旅行は希望者向けに2012年に始まり、6回目。今回は2泊3日の日程で、仙台市や石巻市、南三陸町、岩沼市も訪れた。江口善雄校長は「災害時に何ができるかを考える機会にしてほしいので、今後も続けたい」と語った。


2016年10月06日木曜日


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