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<タカマツ>19−19からのレシーブは奇跡

リオ五輪バドミントン女子ダブルスの決勝を振り返る高橋(左)と松友=河北新報社

 リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス、宮城・聖ウルスラ学院英智高出)が5日、河北新報社のインタビューに答え、「今までやってきたことが詰まった試合」と決勝での逆転劇を振り返った。主なやりとりは次の通り。

◎金メダル3分5秒の逆転劇(下)

<クロススマッシュ勝因>
 −5点を連取して逆転できた勝因は。
 高橋「(松友の)クロススマッシュ。自分だったら打てない。勝負にいった。ノータッチで決めたのが大きく、(その後)相手が引きがちになった」
 松友「(意表を突いた攻撃と言われることに)私の思いは少し違う。(駆け引きの中で)相手をコントロールするのは無理。相手が決めたがって、前に出てきたのは見えた。(自分のショットで)決まるとは思わなかったが、逆を突けたのはうれしい」

<先輩への絶対的な信頼>
 −安定感のあるサーブ、19−19からのレシーブなど高橋選手のプレーが光った。
 高橋「あのレシーブは奇跡。私は技術がないので、人よりたくさん動く。カバー力なら(決勝に出場した)4人の中では絶対的な自信があった。相手は決めにきたと思うが、私には取ってやるぞ、落とさないぞという気持ちがあった」
 松友「私が思い切りいっても、相手にカウンターで返されたり、予想外の球を返されたりすることがある。それでも、先輩が何とかしてくれるという絶対的な信頼があるから、思い切りプレーできる。他の人がペアでは絶対にできない」

<逆転できたらヒーロー>
 −16−19と追い詰められた時の心境は。
 高橋「ここで逆転したらすごいな、ヒーローになれるな、と開き直れた。前向きな気持ちを持てた。1点1点を取りにいこうと、気が緩まなかった」
 松友「やっぱり勝てないのかなとは感じたが、本気では思っていなかった。試合ができても(残りは)あと5分。一回でも一つでも、自分たちがやってきたことを出したかった。いい意味で開き直りはあった」

<親元を離れ一回り成長>
 −仙台で過ごして強くなった部分はあるか。
 高橋「中学から6年間、勉強とバドミントンを両立し、その経験が最後の16−19からの場面にも精神的な強さとして出た。バドミントン以外のことも含め、学校で過ごしたことが、今の自分につながっている」
 松友「親元を離れ、一人でいろんなことを判断したり、考えたりすることがあった。人として一回り大きくなるために、とても大事な高校3年間だった」


2016年10月06日木曜日


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