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淡水魚の生態に迫る 写真集を自費出版

山形県内の淡水魚を載せた写真集と岡部さん

 山形県内に生息する淡水魚の生態調査に取り組むNPO法人「鶴岡淡水魚夢童(ゆめわらべ)の会」(山形県鶴岡市)は、20年余り続けてきた活動の集大成として写真集「山形県(おらだ)の森川海(いさん)」を自費出版した。
 写真集はA4判、フルカラー345ページ。県の魚サクラマスをはじめ、県内の川で確認した約90種類の魚介を分布状況などの解説付きで紹介する。
 サクラマス特集では産卵のため遡上(そじょう)する様子や、採卵からふ化までを担う大江町のふ化場などを掲載した。県と協力して実施した捕獲・生態調査の結果なども盛り込んでいる。
 夢童の会は、サクラマスが遡上できる環境を取り戻そうと、河川管理者に人工の魚礁や魚道の設置を提言し、一部実現につなげてきた。写真集では、実際に河川やダムに設けられた魚道の写真を載せている。
 代表の岡部夏雄さん(74)=鶴岡市=は「河川やダムの治水工事は、魚の立場に立てば生息環境を破壊する行為となる。写真集を見て、山形の豊かな生態系を守る必要性を感じ取ってもらえたらうれしい」と話している。
 税込み7000円。鶴岡市内の書店などで販売している。連絡先は岡部さん0235(23)1185。


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2016年10月06日木曜日


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