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<原発事故>楢葉でコメ全袋検査開始 初出荷へ

福島県楢葉町で始まった新米の全量全袋検査

 福島第1原発事故に伴う避難指示が昨年9月に解除され、本年度から出荷が前提のコメ作りが再開された福島県楢葉町で5日、県産米の出荷前に全量全袋(1袋30キロ)で実施する放射性物質濃度検査が始まった。
 町内の農協倉庫で検査を受けたのは、山内勝夫さん(74)が70アールで収穫した主食用「天のつぶ」の1等米104袋。1袋ずつ検査機で測定した結果、全て検出限界値未満で「放射性物質検査済み」のシールが貼られた。半分は農協に出荷し、半分は「ふるさと納税」の返礼品に使用される。
 立ち会った長男の健一さん(42)は「勘が鈍っていたことに加え、初めて栽培する品種なので収量は少なめだったが、第一歩を踏み出せた」と話した。
 楢葉町は原発事故前、410ヘクタールで主食用米が栽培された。今年作付けしたのは14個人・団体で計20ヘクタール。6割が主食用米、4割は飼料米で、一部で直播も導入した。町によると、生育は順調で、田んぼの周囲に電柵を張ったため、イノシシの被害もなかったという。


2016年10月06日木曜日


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