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仙台港から米へ農産物 東経連などが実証事業

 東北経済連合会と地域商社のファーストインターナショナル(青森県八戸市)、日本通運グループの塩釜港運送(宮城県塩釜市)は、仙台港から米国に東北の農産物を輸出する実証事業を行う。同港の北米航路は国内最速の10日間で、鮮度保持技術を初活用。本格的な農産物輸出につなげたい考えだ。
 薬膳料理の食材として需要がある青森県産ナガイモ1100キロ、高知県産ショウガ12キロを輸送する。6日に積み込み、9日に出港、19日にロサンゼルス港に着く予定。現地卸業者を通じて西海岸のスーパーで販売される。
 積み荷を運ぶ40フィート冷蔵コンテナには、日通が開発した鮮度保持輸送システム「ネックス」を北米向けでは初めて搭載。青果が発するエチレンガスの除去と加湿で鮮度を保つ。
 東北から京浜港経由で輸出する場合に比べて陸送が省ける上、輸送期間は11日間から1日短縮できる。鮮度を保つことで輸出先での販売期間延長が見込まれ、中国など他国産との差別化が期待できる。航空貨物よりも輸送コストは最小で10分の1程度で済むという。
 東経連は「鮮度維持が課題だった対米輸出に弾みをつけ、東北の農産物の販路拡大につなげたい」と説明。実証事業を検証し、イチゴやモモといった果物など輸出品目の拡大を目指す。


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2016年10月06日木曜日


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