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国重文・高蔵寺阿弥陀像 90年ぶりに修復へ

約90年ぶりに修復される阿弥陀如来坐像

 高蔵寺(宮城県角田市)の国指定重要文化財「阿弥陀如来坐像(ざぞう)」が京都市内で修復される。修復作業は坐像に約2年、光背と台座を合わせて足かけ4年で完了する。
 寄せ木造りの坐像は高さ2.7メートル、光背を合わせると5.2メートル。県内最古の木造建築の阿弥陀堂と共に平安末期に藤原秀衡と妻が作らせたと伝えられ、完成から800年超とされる。
 表面の漆がはげ落ち、下地が劣化。東日本大震災で台座の蓮弁が損傷するなどしたこともあり、京都市の美術院国宝修理所で本格修復されることになった。
 修復は約90年ぶりで、坐像が堂外に運び出されるのは初めて。阿弥陀堂で13日に準備作業が始まり、京都に向け25日搬出される。佐藤芳彦住職(75)は「地域の人たちに親しまれてきた信仰の対象であり、美術工芸品としても価値が認められ、維持されることは大変ありがたい」と話す。
 見学(要予約)は11日まで。お灯明代300円(高校生以下無料)。連絡先は高蔵寺0224(65)2038。


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2016年10月07日金曜日


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