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<百貨店中三>新親会社にミック 雇用維持

新たな親会社が決まった中三青森店

 経営再建中の老舗百貨店、中三(青森市)は6日、飲食店や調剤薬局、ホテルなどを手掛けるMiK(ミック、同市)が新たな親会社になると発表した。2011年の経営破綻後のスポンサーだった投資ファンド、フェニックス・キャピタル(東京)が4日付で、所有する中三の全株式をミックに譲渡した。
 譲渡額は非公表。青森、弘前両店とも雇用は維持する。中三とフェニックス社は昨年から地元企業を念頭に譲渡先を探していた。
 1991年設立のミックは青森、岩手両県や北海道などで店舗を多数展開。青森市中心部で複合商業施設「クロスタワーA−BAY」を運営、ホテル、旅館業にも進出している。
 3社の代表は6日、青森市で記者会見した。ミックの村上千恵子執行役員は「多業種経営で培った発想と行動力でアイデア、プランを打ち出したい。地元企業として市中心部の活性化にも貢献する」と述べた。
 中三の木村中(あたる)社長は「新スポンサーが地元企業に決まりうれしく思う。強固な経営基盤を築き、新しい百貨店像を目指す」と話した。フェニックス社の三村智彦社長はミックを譲渡先とした理由を「都市開発の領域でも事業を手掛け、百貨店ビジネスと親和性がある」と説明した。
 中三は1896年創業。東日本大震災直後の11年3月に盛岡店で1人が死亡するガス爆発が発生。同月、民事再生法の適用を申請し、15年2月に手続きの終結決定を受けた。破綻前の売上高は約180億円。16年8月期は約80億円で営業損益は赤字の見通し。


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2016年10月07日金曜日


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