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福島の醤油2銘柄日本一 風評克服の力に

最高評価を受けた山形屋商店の渡辺さん
30年ぶりに農林水産大臣賞に輝いた高砂屋商店の桑原さん

 第44回全国醤油(しょうゆ)品評会で、福島県内の2点が最高位の農林水産大臣賞を獲得した。香りや味、両方のバランスなどが高い評価を受けた。関係者は「技術水準の高さが証明された。(東京電力福島第1原発事故の)風評克服の一助にしたい」と張り切っている。
 大臣賞は出品247点の上位4点。このうち福島からは山形屋商店(相馬市)の「ヤマブン本醸造特選醤油」と高砂屋商店(会津坂下町)の「キッコーキンタカサゴ特級」が選ばれた。山形屋は2年ぶり3度目、高砂屋は30年ぶり2度目の受賞となる。
 ヤマブンは豊かな香りが特長で、魚料理との相性が良いとされる。山形屋5代目の渡辺和夫さん(46)は「まだ品質向上の余地はある。連続受賞を目指して精進したい」と意気込む。
 キッコーキンは薄めの色とすっきりした香り、まろやかな味わいで知られる。会津地方の多くのそば店でそばつゆの「かえし」として使われている。高砂屋の5代目桑原勇さん(46)は「今回はより香りが際立つよう改良を加えた。今後はポン酢やドレッシングなど、醤油をベースにした新しい商品開発にも力を入れたい」と話す。
 福島産の醤油は、東京電力福島第1原発事故の影響で4割程度売り上げが落ち込んでいるとされる。渡辺さんは「消費者に選ばれる商品にしていく以外に風評克服の道はない。県産品のレベルの高さを伝えていきたい」と意欲を見せた。
 連絡先は山形屋0244(35)2966、高砂屋0242(83)2032。


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2016年10月07日金曜日


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