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<入試のツボ>負担重い直前の変更

◎高校受験・志望校決定(2)

 志望校はさまざまな要素を考慮し、総合的に選ぶ必要がある。子どもの自主性を重視して「本人が行きたいのなら」と希望をそのまま受け入れる保護者も多いが、本当は受験生と一緒になって志望校選びをすることが重要だ。
 高校受験で人生の全てが決まるわけではないものの、ある程度の方向性は決まってしまう。人生経験の少ない15歳に一任するには大きすぎる決断だろう。意見や考えを無理に押し付けるのではなく、上手に導くのが保護者の大切な役割だ。
 仙台圏の3校を例に予備調査の結果を見ると、相当数の受験生が直前になって志望校を変更している(表)。
 受験生にとって志望校の変更は精神的負担が大きい。受験前にランクを落とす必要が生じた場合は、特に保護者のフォローが不可欠となる。ランクを下げたことでやる気が低下したり、かえってスランプに陥ったりすることもある。
 そのような場合に備え、志望校変更のメリット、デメリットについて親子間でしっかりと相談してほしい。そうすることで受験生は、落ち着いて受験本番を迎えられるはずだ。
 子どもは一人一人異なる特性を持っている。きょうだいがいる場合は「上の子のときはこうだった」と経験則に当てはめて接してしまいがちだが、その子の特性をしっかり見極めることが重要だ。
 褒めて伸びる子もいれば、プレッシャーを与えた方が発奮する子もいる。子どもにとって万全のサポート体制を敷くことが、受験期における保護者の最大の役割だ。
(家庭教師のトライ・阿部正純教育プランナー)=土曜日掲載


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2016年10月08日土曜日


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