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<被災トイレ>くみ取り和式なぜ原型復旧

 東日本大震災で被災した気仙沼市の公衆トイレ工事を巡り、くみ取りの和式トイレをそのまま復旧させた県の対応が7日、県議会9月定例会の決算特別委員会で取り上げられた。「時代に合わせてほしい」との不満や要望が住民から上がり、県は水洗の洋式トイレに造り直したという。
 指摘があったのは、津波で流失した同市唐桑町欠浜の公衆トイレ。県は2015年、「原型復旧の原則」に基づき、男女共用で電気もないくみ取りの和式トイレを約560万円かけて新築。水洗トイレに模様替えするための追加工事には、約180万円を要した。
 質問した自民党・県民会議の畠山和純氏(気仙沼・本吉選挙区)は「時代に合う工事内容かどうか、最初からもっと柔軟に判断すべきだった」と、融通が利かない県の対応を批判した。
 村井嘉浩知事は「原型復旧の原則に従った判断だが、追加工事が発生したのは無駄。今後はより柔軟に考えたい」と答えた。


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2016年10月08日土曜日


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