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<全国公募写真展>被災地の一瞬 活写

優秀賞を受賞した本郷さんの作品「仙台湾光景」の1枚

 世相を切り取る全国公募写真展2016年「視点」巡回仙台展(日本リアリズム写真集団主催)が12〜16日、宮城県美術館県民ギャラリーで開かれる。今回は東日本大震災の爪痕が残る沿岸の被災地や東京電力福島第1原発事故の避難地域をテーマにした作品が数多く出品された。

 写真展には759人が1461作品、計3128点を応募した。仙台展では、最高賞の視点賞を受賞した加藤弘子さん(津市)の「たなばたの日」をはじめ国内外の人々の営みや世相を写した入賞、入選作の中から72作品、計270点を展示する。
 優秀賞を受賞した多賀城市のクリーニング業本郷浩さん(73)の5枚組み写真「仙台湾光景」は、被災した仙台市若林区荒浜で2014年6月、雨が上がり、海と浜に続く道が光輝いた一瞬をモノクロで表現した。
 本郷さん自身も被災したが、記録に残したいと週2回、荒浜に通い撮影してきた。本郷さんは「被災地に光が差したと思い、夢中でシャッターを切った。今後も日々の暮らしの先にある輝く一瞬をファインダーに収めたい」と話す。
 入場料は一般300円。障害者と高校生以下は無料。連絡先は仙台展責任者の本郷さん022(362)7081。


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2016年10月08日土曜日


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