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<梨田楽天>シーズン5位で終える

 プロ野球東北楽天は2年連続最下位を免れ、5位でシーズンを終えた。本拠地の楽天Koboスタジアム宮城が天然芝に変わり、近鉄、日本ハムで計2度のリーグ優勝をした梨田昌孝監督を迎えてファンの期待は大きかったが、クライマックスシリーズ(CS)進出にもほど遠い成績だった。
 開幕直後は好スタートを切った。だが救援投手陣の不調から下降線をたどり、5月には泥沼の9連敗を喫した。交流戦を11勝7敗の4位で終えて浮上の兆しを見せ、8月も15勝9敗1分けと巻き返したが、勝負どころの9月に7勝16敗と大きく負け越した。
 春先から松井稼頭央外野手、今江敏晃内野手ら主力にけが人が続出。大リーグで実績のあるゴームズ外野手が開幕約1カ月で退団し、ブリガム、リズの新外国人投手も0勝に終わったのも誤算だった。
 それでも茂木栄五郎内野手、足立祐一捕手、オコエ瑠偉外野手ら新人が活躍したほか、高卒2年目の安楽智大投手が後半戦で先発に定着するなど若い力が芽吹いた。梨田監督がリーグ制覇をしたのはいずれも2年目。来季の飛躍に期待したい。

◎来季こそ/地元テレビ局アナウンサー、キャスターに聞く

質問項目 
(1)今季の順位は想定内? 想定外?
(2)最も活躍した選手、逆に少し物足りなかった選手
(3)梨田監督になって変わったと思うこと
(4)今後の補強ポイント
(5)来季の予想順位
(6)球団、チームに一言

<茂木がチーム鼓舞/東北放送 佐藤修さん(57)>
(1)5位が基本線、良くて4位と思っていたので想定内。現状に見合った戦い方のできる梨田監督の力を考えて最下位はないと思っていた(2)茂木は出場試合数、打率と数字を残しチームを鼓舞した。足立も嶋の離脱時にチームを立て直した陰の功労者。物足りないのは今江。ロッテ時代はもっとチャンスに強かった(3)まだ選手の能力や性格を把握する段階で、梨田色を出しにくかった(4)抑え候補が欲しい。若い松井裕を酷使し続けず、先発に回してほしい。長距離砲をそろえるのでなく、バランスのいい打線を構築したい(5)希望は3位(6)試合終了からヒーローインタビューまでの間を短くしてほしい。お客さんの熱気がさめかねないし、中継をつなぐ側も苦しいので(笑)

<3本柱の整備急務/NHK仙台放送局 藤原由佳さん>
(1)想定外。3位争いに食い込めると期待していた。打撃陣がオープン戦からよく打っていたし、分厚い打線にワクワク感があった(2)ウィーラーは活躍はもちろん、明るい雰囲気づくりに欠かせない選手だった。則本は勝利数と敗戦数の差が五つ以上はあってほしかったので物足りない(3)褒めて伸ばす監督の指導方針が若手の「やる気スイッチ」を押した(4)投手陣の補強。かつての岩隈、田中、永井のような3本柱の整備が急務(5)3位。2013年の日本一の記憶が色あせないうちに、最低でもクライマックスシリーズ進出を(6)梨田監督の駄じゃれに期待! もっと勝って切れのある駄じゃれが聞きたい。嶋に続くようなキャプテンシーのある選手に登場してほしい

<岸を本気で獲得を/宮城テレビ 伊藤拓さん(44)>
(1)想定内。投手力が足りなかった。救援の青山、福山にはここ数年の登板過多の影響もあった(2)茂木。経験の乏しい遊撃手に定着した。かつて在籍した渡辺直(西武)のような勝利を目指す熱いハートを感じる。物足りない選手の名前は一人一人挙げられない。ウィーラー以外の主力野手はほぼ全員けがで離脱したから(3)去年より雰囲気が明るい(4)2桁確実に勝てる先発投手、具体的には岸(西武)。フリーエージェント宣言した場合は本気で獲得を目指してほしい。先発陣の柱が増えれば塩見、辛島、美馬も相乗効果で成績が伸びる(5)補強次第で3位も。梨田監督の2年目に期待大(6)子どもたちが憧れる強いチーム、大きな勇気、感動を与えてくれる勝利が見たい

<もっと勝たないと/東日本放送 熊谷博之さん(55)>
(1)想定内。5月の9連敗が最後まで響いた(2)茂木。いなかったら最下位だった。物足りないのは今江と銀次。期待されたほどの数字でなく、ウィーラーの前後を固め切れなかった(3)雰囲気が明るくなった。8月の勝ち越しも含め監督が引っ張り、踏ん張った部分はある(4)もしフリーエージェント宣言したらだが、仙台市出身の岸(西武)は絶対に獲得すべきだ。2位になった2009年の岩隈、田中、日本一になった13年の田中、則本と強い時期には太い柱が2本あった。則本の負担も軽くなる(5)そろそろ3位には入らないと、おとなしい東北のファンも怒る(6)プロである以上もっと勝たないと。勝つためのファンサービスとして、いい補強をしてほしい

<起用法にめりはり/仙台放送 金沢聡さん(44)>
(1)ある程度想定内。57勝の昨季より15勝程度上積みしないと勝率5割に達しないと考えていたが、投手陣が貯金の計算ができる状態でないまま開幕した。厳しい戦いになると思っていた(2)茂木。アキレス腱(けん)だった内野の要の遊撃に定着した。リズ、ブリガムが期待通りの成績を残せなかった(3)起用法にめりはりがあった。選手間の競争をさせ、外野陣の層を厚くした。茂木には、日本ハム監督時代の中田のように将来を見据えてじっくり成長させる意図を感じた(4)ドラフトや外国人による先発補強(5)補強と外国人の働き次第で3位以内は可能。バントや走塁面の課題も秋以降、修正できれば期待は大きい(6)来季は常勝チームへの第一歩を踏み出してほしい


2016年10月08日土曜日


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